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サンスター歯科保健振興財団主催
  お口の健康と全身の健康に関する専門家会議(ジュネーブ)

口腔衛生の改善と、その保健衛生に関連した専門家の公約




開会の挨拶をされるサンスター歯科保健振興財団の金田理事長世界で重度な歯周病に悩まされている約6億人*の人々の口腔治療を行う事により、糖尿病、心臓疾患及び早産低体重児出産の確率を引き下げる事にもつながることが、最先端の研究結果の発表と専門家の討議により共有化されました。

(財)サンスター歯科保健振興財団の企画により開催されたこの会議は、医科と歯科の専門家、WHO(世界保健機関)とNGO(非政府組織)の代表が集った最初の国際会議であり、口腔保健と全身の健康の関連について討議されました。世界をリードする40人以上の科学者が参加した二日間の会議を通じて、口腔保健、特に中度から重度の歯周病と全身の健康を結びつける最新のデータが共有化され、この歯周病によって糖尿病、心臓疾患及び早産低体重児出産が起こる確率が高くなることが話し合われました。参加者は国際的、かつ各国レベルでの口腔保健と全身の健康に関するより強力で、より良い方針を支える合意書を作成しました。 

口腔保健と全身の健康との関係
糖尿病: この会議に出席した科学者及び各機関関係者は、中度から重度の歯周病と、最近WHOが深刻な非伝染性疾患であると認識する糖尿病との関係について議論されました。

早産低体重児出産: 歯周病と問題となる出産の関連に関しても討議され、中度から重度の歯周病を患っている女性が低体重児を早産しやすいことを裏づける新しい研究について発表されました。

心臓疾患: また、この会議では歯周病と心臓疾患との関係における最新の研究についての発表もされました。

WHOの関係者からは、お口の健康と全身の健康との関わりにおけるリスク要因として、栄養不良、喫煙、飲酒、肥満および社会経済的状態等が共通していることも明らかになりました。




基調講演をされるWHO(世界保健機構)”非感染予防と健康増進”部のペカ・プスカ本部長口腔保健と全身の健康に関する合意書:
 「この会議は、口腔衛生を新しい観点で検討し、広い視野から、世界をリードする医学界、歯学界から参加された専門家が中心となり、今後、さらに医学、歯学の両専門家が協力を深めることにつながる画期的な会議である」とサンスター歯科保健振興財団の理事長金田**より感想が述べられました。
「この会議は、重篤な歯周病の進行をコントロールすることで、心臓疾患や早産低体重児出産の減少を含めて全身の健康の増進に繋がるであろう」とノースキャロライナ大学歯学部長ジョン・スタム教授から、この会議の開催意義について語られました。
医科と歯科の繋がりに加えて、食べることが困難で、社会的交際に自信がなく、他人との接点作りにも影響を及ぼすかもしれない重篤な歯周病患者生活の向上課題についても検討することが重要であることが参加者によって合意されました。
出席された科学者の一同より、重度歯周病と、心臓疾患、糖尿病、早産低体重児出産の間にどのような関係があるのかを明確にするために今後も研究を続けていくとの決意が表明されました。さらに、歯科と医科の専門家が、歯周病の治療解決について協力をして探求していくことが合意されました。

お口の健康と全身の健康とに関する専門家会議から、次のような結論が導かれました。

口腔保健は全身の健康にとって不可欠な要素であること。
口腔疾患、特に中度から重度の歯周病が全身の健康及び疾患に顕著なインパクトを及ぼす明らかな証拠がある。
特に糖尿病との関連は強いという証拠があがっているが、歯周病と早産低体重児出産、心臓疾患、骨粗鬆症との相互関係を支持する証拠があがっている。
また、糖尿病の疾患や喫煙等の不利な行動が歯周病悪化に繋がる明白な証拠がある。
お口の健康と全身の健康との関わりを考慮すると、口腔疾患予防と治療を、各国及びコミュニティーレベルの保健振興におけるイニシアチブの要素とすることが重要である。
公的機関と企業とのパートナーシップを構築し、最先端を行く科学を効果的に遂行可能なパブリックポリシーに結びつける。
メカニズムを明確にし、より世界で遂行可能な効果的な目的をもった予防戦略を組むために、お口の健康と全身の健康との関連に関する研究の継続が必要である。

*全世界人口の約10%―15%が重度な歯周病に罹患をしており、約70%がこれより軽度の歯周病に罹患しているといる想定されています。(Dr. Douglas Bratthal、Dr.John W.Stamm等)
《開催概要》
名 称: お口の健康と全身の健康に関する専門家会議
      The Co-ordination Meeting on Oral Health and Systemic Health
会 期: 2002年12月5日(木)、6日(金)
会 場: スイス ジュネーブ
主 催: サンスター歯科保健振興財団 Sunstar Foundation for Oral Health Promotion

協 賛: サンスター株式会社     SUNSTAR INC.
 ジョン・オー・バトラーカンパニー John.O.Butler Company



合意書

2002年12月5、6日ジュネーブにて
コーディネーションミーティング参加者によって作成




口腔保健は全身の健康に欠かせない一部であることは認識されております。歯周病と全身の健康とのリンクを示す新しい科学的証明、また全身の健康とクオリティーオブライフへの潜在的なインパクトを認知するため、我々参加者は以下のことを支援する。

お口の健康への認識:国、地域、グローバル・レベルのお口の健康と健康全般に対する方針の中で、お口の健康と健康全般との関連性を明解に認識する。
お口の健康と健康全般の関係における歯科及び医学界のNGO、国際機関、政府及び企業のコーディネーションとその意見交換を増進する。
国、地域、グローバル・レベルで、口腔衛生の課題を、全身の健康についての方針作成の中に、統合する。
歯周病−健康全般とのリンク、またこれらに共通する危険因子についてグローバルな一般的な意識を上げ、医科・歯科医療関係者を教育する戦略作りのため医科及び歯科保健に関わる団体の関係をさらに強化する。
”合意書”について討議している参加者の方々


これらの目的を達成するため我々は以下を公約する。

参加組織内、または参加組織の間で、お口の健康と健康全般に関する課題を前進させるため、適切な公的機関と企業のパートナーシップレベルで協力し合う。
特定分野での口腔保健も保持しながら、口腔保健と健康全般の政策を優先させ、WHOと共にこれに関連した行動と協力を支持する。
歯周病と健康全般の関連についての情報、調査、啓発活動に割り当てる資金の中で、優先順位付けが行われるよう促す。
科学の発展に伴い、ある特定な口腔保健と健康全般との関係と、これらに共通する要因と要因相互の関係についての、今後の医療専門家を取り入れたコーディネート会議に参加する。
口腔保健と健康全般の関係について、科学的見識を広げ、明確にするためのグローバル規模の調査を支援する。
国全体または、国際的規模の健康、疾患予防、治療に関する主要な調査に口腔保健の課題を入れ込む。


口腔保健と全身の健康における専門家会議
歯周病医療:保健方針の関与

日時:2002年12月5日〔木〕・6日〔金) 
場所:モーベンピックホテル(スイス、ジュネーブ)



学者グループ

氏名 場所団体名・役職
Michael L. Barnett Dr. Morristown NJ, USA 独立コンサルタント
Pierre Buekens Dr. Chapel Hill NC, USA ノースキャロライナ大学 公衆衛生学部 母子保健学科 教授・学科主任
Sebastian G. Ciancio Dr. Buffalo, NY, USA NY州立大学バッファロー校 医科大学 殊勲教授
Robert J. Genco Dr. Buffalo NY, USA NY州立大学バッファロー校 医科歯科大学副学長・口腔生物学科主任・殊勲教授
Isao Ishikawa Dr. Tokyo, Japan 東京医科歯科大学 大学院 教授/日本歯周病学会理事長
Marjorie K. Jeffcoat Dr. Birmingham AL, USA アラバマ大学 歯学部 歯周病学科 学科主任・教授
George L. King Dr. Boston MA, USA ハーバード医科大学教授/ジョスリン糖尿病研究所 血管細胞生物 調査責任者代理
Yoji Murayama Dr. Okayama, Japan 岡山大学歯学部 名誉教授
Steve Offenbacher Dr. Chapel Hill NC, USA ノースキャロライナ大学 歯学部 歯周学科教授
John W. Stamm Dr. Chapel Hill NC, USA ノースキャロライナ大学 歯学部学部長



世界保健機構(WHO) グループ

氏名 場所団体名・役職
Dele Abegunde Dr. Geneva, Switzerland WHO 心臓疾患プログラム、非感染症と心の健康・保健経済学者
Francesca Celletti Dr. Geneva, Switzerland WHO 心臓疾患プログラム、非感染症と心の健康・心臓病学者
Rita Kabra Dr. Geneva, Switzerland WHO 妊娠中の安全性の率先、性と生殖に関する健康・専門委員
Hillary King Dr. Geneva, Switzerland WHO 糖尿病プログラム、非感染症・保健所長
Poul-Erik Petersen Dr. Geneva, Switzerland WHO 口腔保健プログラム、非感染症予防と健康増進・責任委員
Pekka Puska Dr. Geneva, Switzerland WHO 非感染症予防と健康増進・役員
Gojka Roglic Dr. Geneva, Switzerland WHO 糖尿病プログラム、非感染症・保健所長
Maria Villanueva Ms. Geneva, Switzerland WHO 行動の危険因子、非感染症と心の健康・専門委員
Jose Villar Dr. Geneva, Switzerland 性と生殖に関する健康の調査・保健所長



非政府組織(NGO)グループ

氏名 場所団体名・役職
Giampiero Alhadeff Mr. Brussel, Belgium ヨーロッパSOCIAL NGOの代表
Pierre C. Baehni Dr. Geneva, Switzerland ジュネーブ大学 歯学部 歯科予防学科 教授
J.T. Barnard Dr. Geneva, Switzerland FDI 世界歯科医師会 専務理事
Habib Benzian Dr. Berlin, Germany FDI 世界歯科医師会 開発部長
Douglas Bratthall Dr. Malmo, Sweden マルモ大学 歯学博士・教授/WHO世界保健機構のホームページ担当
Alice DeForest Ms. Chicago IL, USA AAP アメリカ歯周病学会 専務理事/AAP財団専務
Gordon Douglas Dr. Chicago IL, USA AAP アメリカ歯周病学会 会長/AAP財団専務
Paul I. Eke Dr. Atlant, GA, USA 米国・厚生省 疫病管理と予防センター、口腔保健課 歯周病担当
Thomas Hoffmann Dr. Dresden, Germany ドイツ歯周病学会・専務理事
Regina Kulier Dr. Geneva, Switzerland 国際産科 婦人科連盟
Mariano Sanz Dr. Madrid, Spain コンプラテンス大学教授/ヨーロッパ歯周病学会事務官長、及び役員
Maurizio Tonetti Dr. London, UK ロンドンUniversity College教授/ヨーロッパ歯周病学会役員
Katsuo Tsurumaki Dr. Tokyo, Japan 元FDI 世界歯科医師会 会長
Emma Viaud Dr. Geneva, Switzerland 運営主任、世界医師会


お問い合わせは下記のメールアドレスまで
zaidan@sunstar.com
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